第二十二章 玄関ポーチの仕上げ

少しずつ暖かくなってきたので外の作業の再開です。
残るは玄関周りと一部の塗り残した壁です。まずは玄関ポーチを仕上げていきます。
ポーチの上には屋根がありますがその柱に煉瓦を貼っていきます。この際柱の角にアールをつけてちょっとおしゃれにしてみます。
煉瓦の大きさにあわす意味もあって柱の上に構造合板を貼り付けて加工していきます。そしてその上に煉瓦を貼っていくのですが
アールの部分にうまく収まるよう煉瓦をカットしていきます。特に内側の3次元的な面の取り合わせには苦労しました。
割付しやすい様にアールの大きさを決めそこに煉瓦を少しずつ削っては大きさをあわせる作業の繰り返しです。
この頃になるとお店の準備とかにも時間をとられ約1ヶ月かって柱の煉瓦貼りは完成しました。

 
↑このポーチの屋根を支える柱に煉瓦を貼っていきます                ↑まずはベニヤ板でアールを作ります

  
↑つなぎ目はファイバーテープで補強しています           ↑煉瓦を貼る位置を割付します

 
↑煉瓦をカットしながらアールの部分を貼っていきます                      ↑内側の曲線のとりあいが苦労しました

←はじめの写真と比べるとイメージがかなり変わりました


ポーチ周りに煉瓦を貼ることでりでかなり見栄えが良くなりました。あと入り口のドアノブの位置が高く使いにくかったので取っ手をつけました。
取っ手(ハンドル)のベースがドアの取り付け部の形状に会わなかったため薄い板で埋め木をして色を塗ってから取り付けています。

 
↑取っ手をつけるためドアの段差を埋めます         ↑このハンドルは前のお店で使っていたドアのもの

あと塗り残していた壁を塗ったりランプをつけたり(これも前のお店で使っていたものです)して少しずつ仕上げていきます。
入り口(玄関)は家の顔でもありお客様をお迎えする大事な場所でもあります。レンガ造りのポーチに大きな白いドアという当初のイメージに近い
玄関周りとなりました。ただ高い基礎と斜面のせいでポーチが地面より60cmも高いのをどうにかしなくてはなりません。
初めは階段にしようかと思っていましたが上りやすさを考えて出窓側にスロープを作ることとしました。
そのあと玄関ポーチの床にタイルを貼り完成となりました。

 
↑大きな石を分けてもらいました                        ↑アプローチを作るため石を並べます

 
↑上りやすいように出窓側へ緩やかなスロープを作りました          ↑砕石を敷いてスロープの完成です

 
↑ポーチにタイルを貼りました。この頃になるとかなり上手になりました     ↑庭のこぶしが満開です

というわけでこれで去年の9月からはじめた家の仕上げもほぼ出来上がりました。初めはいろいろと不安でしたがやればできるもんですね。
仕上げが悪くても、石がはがれても自分でやった仕事だから納得できます。今もう一度やれといわれると正直自信がありませんがしんどいながらも
結構楽しんで作業してこれたと思います。皆さんも家を建てるときは自分で何かやってみることをお奨めします。
自分で手間隙かけて出来上がった家への愛着はまた一味違い少しずつ変化していく家を見るとまるで自分の子供の成長を見てきたような気分です
まだまだやりたいことや手直ししたいところなど数えたらきりがありませんがこれからもぼちぼちと手を加えていこうと思います。

これで終わり?いいえまだまだ続くんですねぇ〜!